ノートン360を、会社の職場やスモールオフィス等で使用したいという方も多いと思います。
そのような方におすすめなノートン製品と、製品を利用する際の注意点について解説します。
ノートンの法人向け製品について
「ノートン」は、Gen Digital社という会社が開発・販売しているセキュリティソフトです。以前はSymantec社のコンシューマ向け製品部門が開発・販売しており、同社は「シマンテック」ブランドで法人向けセキュリティソフトも販売していました。
しかし、2019年に法人向け製品をブロードコム社に売却した結果、社名をNortonLifelock、さらにGen Digitalへと変更し、現在はコンシューマ向けセキュリティソフト専業の企業となっています。
以降、ノートンでは法人向け製品の開発・販売は行っておらず、法人契約も用意されていません。
ノートン360を企業で使用する方法
前述の通り、ノートンは法人向け製品を販売していませんが、コンシューマ向けに販売されているノートン360はいくつかの点に注意しさえすれば、企業でも問題なく利用可能です。
そもそも、法人向けセキュリティソフトの利点とは何でしょうか?
簡単にいうと、以下の2つです。
- 複数の端末(パソコンやスマホ)を管理サーバーから集中管理・監視できる
- ライセンスの管理(購入・更新)が簡単
つまり、上記の2点をそれほど重要視しないのであれば、通常のコンシューマ向けセキュリティソフトで十分ということになります。
1については、法人向けセキュリティソフトの場合、通常は専任の管理者が必要になります。
その管理者が、製品のインストールや、設定変更を管理サーバーから集中管理しますが、数十名程度の企業やオフィスの場合、専任の担当者を置くことはまれです。
※ノートン360でも、マイノートン(mynorton.com)からすべてのインストール済みデバイスのステータス確認や定義ファイルの更新等が可能です。
2については、法人向けセキュリティソフトの場合、数十台や数百台単位で利用可能なライセンスを購入しますので、端末の台数が多い場合はライセンスの管理が楽になります。
ただ、ノートン360には10台までインストール可能な製品が用意されていますので、数十台程度のパソコンしかない環境であれば、ライセンスの管理にさほど手間はかかりません。
つまり、小・中規模なオフィスであれば、企業で利用する場合でもノートン360で十分な場合が多いということです。
企業やオフィスにおすすめのノートン製品は?
企業やスモールオフィスでの利用におすすめな製品は、ノートン360プレミアム10台版です。
この製品は、10台までのWindowsパソコン、Mac、Androidデバイス、iOSデバイスにインストール可能なため、例えば10台のパソコンを利用している環境であれば、この製品のライセンスを一つ購入すればオフィス内のすべてのパソコンを保護することが可能です。
ノートン360プレミアムは、ノートン360のすべての機能を搭載している最上級製品です。
1年版と3年版が用意されていますが、デバイス1台/月あたりの価格は3年版が最も安くなります。また、3年版を購入すれば、インストール後3年間はライセンスの更新が必要なくなりますので、管理上の手間も少なくなります。
価格 | デバイス1台/月の価格 | |
---|---|---|
3年版 | 28,680円 | 80円 |
1年版 | 12,880円 | 107円 |
ノートン360は、ノートン公式ストアから購入するのがおすすめです。
ノートン公式ストアはノートン自らが運営する公式ストアなので安心ですし、割引キャンペーンを実施することもありますのでお得に購入することが可能です。
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なお、ノートン公式サイトのデザインは時々変更されます。上記のボタンをクリックしてもノートン360プレミアム10台版が見つからない場合は、こちらのページから購入できます。
ノートン360プレミアム10台版を企業・オフィスで使用する場合の注意点
ノートン360プレミアム10台版を企業で使用する場合、いくつかの注意点があります。
ノートン360プレミアム10台版に限らず、ノートン360をインストールするデバイスは一つのノートンアカウントを共有することになります。
すなわち、同じノートンアカウントを使用するデバイス間で共有する機能を使う場合は、以下の点に注意が必要です。
同じライセンスを使用するデバイスは、一つのオンラインストレージを共有することになります。
従って、機密書類や他人に見られては困る書類などをクラウドバックアップの対象にしないように気をつけましょう。
ダークウェブモニタリングの監視対象項目の設定は、デバイス単位ではなくノートンアカウント単位で行います。
他人に共有したくない個人情報を監視対象にすることは避けましょう。
または、ダークウェブモニタリング機能は使用しないようにしましょう。
上記の点に注意すれば、企業でも問題なく利用可能です。
ノートン360はリモートワークにも最適
従業員にリモートワークを許可する場合、デバイスのウイルス対策に加えて、個人情報や機密情報が通信中に盗聴されることを防ぐためのVPNが必須になります。
ノートン360には、強力なウイルス対策機能に加えて、データ通信容量無制限のVPNが搭載されています。

その点、ノートン360プレミアム10台版には、ノートンのVPN製品であるノートンセキュアVPNのライセンスも10台分付属していますので、別途VPNを購入する必要がなくなります。
VPNには無料の製品もありますが、悪質なVPNプロバイダーの中にはユーザーの利用記録を保存して個人情報や機密情報にアクセスしようとするものもいます。従って、信頼できる企業が提供するVPNを利用することが非常に重要となります。
その点、ノートンのVPNは、企業自体が信頼できることに加えて、ログを保存していませんので、安心してVPNを利用することが可能です
その他のコンシュマー向けセキュリティソフトの法人利用について
マカフィーリブセーフの法人利用
マカフィーの個人向けセキュリティソフトは、法人では利用できません。
個人向けマカフィー製品は個人での利用を想定しており、企業内でご利用いただくことはできません。
企業で弊社製品をご利用いただく場合、法人向け製品の導入を是非、ご検討ください。
https://www.mcafee.com/support/?locale=ja-JP&articleId=TS103076&page=shell&shell=article-view

カスペルスキーセキュリティの法人利用
カスペルスキーには、10台まで利用可能なカスペルスキーセキュリティプレミアライセンス版という製品があります。
この製品は、11台以上で使いたい場合はカスペルスキーインフォメーションセンターに問い合わせすると無料で追加のライセンスを発行してもらえます。ただ、購入者本人、もしくは同一世帯の家族・同居人が所有する機器でのみ利用可能なので、法人・団体は使用不可となります。

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