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【ノートンIDアドバイザー】は必要か?機能・評判を徹底解説!

【ノートンIDアドバイザー】を徹底解説!

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目次

ノートンIDアドバイザーとはどんな製品?

ノートンIDアドバイザーは、ノートン360シリーズで有名な米Gen Digital社(旧Norton LifeLock社)が開発・販売している、新しいタイプのセキュリティソフトです。

ノートンIDアドバイザーには、次の3つの機能・サービスが搭載されています。

  1. ダークウェブモニタリング
  2. 復旧支援スペシャリストによる電話サポート
  3. ソーシャルメディアの監視(Twitter, Facebook, Instagramアカウント乗っ取り対策)

これまでのセキュリティソフトは、パソコンやスマホをサイバー脅威からいかに守るか、またそれらのデバイスに保存されたデータをいかに保護するか、を目的としていました。

しかし、私達の個人情報は自分のパソコンやスマホだけではなく、様々な場所で保管・流通しています。例えば、オンラインショッピングで買い物をした際は、住所や氏名、電話番号に加えてクレジットカード情報もサイトに登録しますよね。

そのように、私達の個人情報は様々な企業で保管・利用されているのですが、実はそれらの情報の漏洩・流出はほぼ毎日のように日本のどこかで発生しています。

これらの個人流出の漏洩・流出を自分の手で完全に防ぐことは事実上不可能です。なぜならそれらの情報は私達のパソコンやスマホだけではなく、様々な企業にも保管されているからです。

ただ、自分の個人情報が流出してしまった事実を知ることができれば、それに対する対策を講じることが可能になります。それを可能にするのがノートンIDアドバイザーという製品です。

ノートンIDアドバイザーって、必要?

ノートンIDアドバイザーのメインの機能は、後述する「ダークウェブモニタリング」です。

ダークウェブモニタリングは、以前は単体の製品として販売されていました。

ノートンIDアドバイザーはその「ダークウェブモニタリング」に2つの新機能「復旧支援スペシャリストによる電話サポート」と「ソーシャルメディアの監視」を追加した製品です

昨今、個人情報流出被害が頻繁に起きていることもありますので、個人情報流出を検知するダークウェブモニタリングはとても有用な機能です。

例えば、以前ディスクユニオンで70万件以上の個人情報が流出した際、私のメールアドレスが流出したことをダークウェブモニタリングが検出・通知してくれたため、すぐにパスワードの変更等の対応をおこなうことができました。

なお、このダークウェブモニタリングはコンシューマ向けセキュリティソフトとして有名なノートン360シリーズにも搭載されています。

したがって、「復旧支援スペシャリストによる電話サポート」と「ソーシャルメディアの監視」機能は必要ないという方は、ダークウェブモニタリングが搭載されている「ノートン360デラックス」または「ノートン360プレミアム」を購入するのもいいでしょう

漏えい・流出被害にあった個人情報はダークウェブで売買されている

企業に保管されている顧客データベースに対するハッキング、パソコンに対する不正アクセス、フィッシング詐欺など、様々な方法で不正に獲得された個人情報は、主にダークウェブという場所で売買されています。

ダークウェブとは通常のブラウザではアクセスできない闇のウェブで、GoogleやYahoo!などのは検索エンジンで検索しても見つからず、またGoogle ChromeやInternet Explorerなどのブラウザからもアクセスができません。

ノートンHPより

誰もが閲覧できるWebサイトがあるインターネット空間を「サーフェイス(表層)ウェブ」と呼びますが、この一般の人が日常的にアクセスしているサーフェイスウェブは、インターネット全体の1%程度に満たないという調査結果もあります。

「ディープ(深層)ウェブ」は簡単に言うと、ログインが必要なWebサイトを指します。GMailや、Facebook、有料の動画サイトやその他様々な会員向けサイトが含まれます。

ダークウェブ」はさらにその下の層に存在し、検索エンジンでは検索できないのはもちろん、専用のツールを使わなければアクセスができません。このダークウェブは匿名性が非常に高いため、さまざま分野の違法取引が横行しています。

ダークウェブで売買されているものの例
  • クレジットカード情報
  • メールアドレス
  • 住所・氏名・電話番号
  • 銀行の口座番号
  • パスポート番号
  • 様々なWebサイトのIDとパスワード
  • 運転免許証番号

ダークウェブで売買されているこれらの個人情報は、最終的に犯罪者が購入し、様々な犯罪に使われる可能性があります。

ノートンIDアドバイザーの機能

個人情報の流出を完全に防ぐことは非常に難しいのですが、流出した個人情報に対して適切に対処を行えば被害を最小限に食い止めることができます。それを助けてくれるのが、ノートンIDアドバイザーという製品です。

ノートンIDアドバイザーには、次の3つの機能・サービスが搭載されています。

  1. ダークウェブモニタリング
  2. 復旧支援スペシャリストによる電話サポート
  3. ソーシャルメディアの監視

ダークウェブモニタリング

ダークウェブを定期的に巡回し、ユーザーがあらかじめ監視対象として登録しておいた個人情報が流出しているのが発見されたときに通知してくれる機能です。これが、ノートンIDアドバイザーのメインの機能になります。

ダークウェブモニタリング機能で監視できる情報には以下のようなものがあります。

ダークウェブモニタリングで監視できる情報
  • 運転免許証番号
  • 最大 5 件の保険証書番号 (医療保険や家財保険など)
  • 最大 5 件の住所情報
  • 最大 5 件の電子メールアドレス
  • 最大 5 件の電話番号
  • 最大 10 件の銀行口座番号
  • 最大 10 件のクレジットカード番号
  • 最大 10 件のゲーマータグ

ノートンIDアドバイザーの各種設定はWebサイトを使って行います。

個人情報が流出していた場合のアラートはメールで送信されてきますが、ノートンモニターというアプリを使用すると、アプリ上で設定とアラートの確認ができるので非常に便利です。

通常時のノートンモニター
問題が見つかったときのノートンモニター
ダークウェブモニタリングの警告通知の例
ダークウェブモニタリング機能だけ使いたい場合は?

ダークウェブモニタリング機能は、全く同じ機能がノートン360デラックスとノートン360プレミアムにも搭載されています。

個人情報が流出しても自分でパスワード変更やクレジットカード会社等への連絡ができる、またSNSもあまり利用していないというような場合は、ノートン360デラックスまたはノートン360プレミアムを購入するのがいいでしょう。

パソコンやスマホを持っている方の多くはセキュリティソフトを購入すると思いますが、ノートン360デラックスまたはノートン360プレミアムを購入すれば、世界最高クラスの性能のセキュリティソフトに加えて、ダークウェブモニタリング機能も利用可能です。

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個人情報漏えいや不正利用被害に遭った際の電話サポート

ノートン ID アドバイザーには、日本国内に拠点を置く専任の復旧支援スペシャリストに電話で相談することができるサービスが付属しています。

先生

復旧支援スペシャリストの電話サポートは365日(10-19時)受け付けているので安心じゃな

「ノートンモニター」アプリから直接復旧支援スペシャリストに電話をかけることができます。

もしダークウェブモニタリング機能で自分の個人情報が盗難被害に遭っていたことが判明した場合、また自分がクレジットカード詐欺被害等に遭っていたことが判明した場合は、問題を解決するためのプロセスについて熟知している復旧支援スペシャリストに電話して、適切なアドバイスを受けることができます。  

必要であれば、復旧支援スペシャリストと、クレジットカード会社・信用調査会社・金融機関・取立代行業者・行政機関などと三者通話を行ってもらえます。 

ソーシャルメディアの監視(Twitter, Facebook, Instagramアカウント乗っ取り対策機能)

これは2021年7月に追加された新機能で、ユーザーが所有する各種ソーシャルメディアのアカウントの監視をおこないます。

ソーシャルメディアの監視機能の監視対象
アカウント乗っ取り防止

Twitter、Facebook、Instagram、LinkedIn、YouTubeチャンネルのアカウントが乗っ取られた場合に起こる、不自然なログイン動作や、設定変更、不審な投稿などがないか監視し、アカウントの乗っ取りが確認された場合に通知します。

危険なオンライン活動からの保護

TwitterとInstagramのタイムライン上に、詐欺やマルウェアに関するリンクが流れてきていないかチェックします(これらのリンクから、個人情報や金銭が盗まれたりする場合があります)。

不適切なコンテンツの投稿から保護

TwitterとInstagramのタイムライン上に、自分自身や友人知人による不適切なコンテンツの投稿、またはヘイトスピーチ、薬物、暴力などに関連する投稿やコメントがないかを確認します。

※チャットやダイレクトメッセージは監視対象外

ノートンモニターの使い方

ノートンIDアドバイザーはWebからも利用できますが、スマホで利用する場合は「ノートンモニター」という専用アプリを使って設定や監視を行うことができるので便利です。

ダークウェブモニタリング

1.ノートンモニターのトップ画面で「個人情報」をタップします。
2.監視を始めたい個人情報を選択します(ここでは例として「クレジットカード/デビットカード」を選択します)。
3.監視対象にしたいクレジットカード番号を登録します(番号を手入力することもできますが、カメラのアイコンをクリックするとスマホのカメラを使って自動的に読み取ることもできます)。
4.スマホのカメラを使ってクレジットカード番号を読取る場合は、枠内にちょうどクレジットカードが収まるようにカメラを向けます。
5.クレジットカード番号の読み取りに成功しました。
6.読み取ったクレジットカード番号をダークウェブモニタリングの監視対象として登録完了しました。
7.「監視する個人情報の追加」画面に戻ると、今登録したクレジットカード番号が表示されているのが確認できます。

ソーシャルメディアの監視

1.ノートンモニターのトップ画面で「ソーシャルメディアの監視」をタップします。
2.監視を始めたいSNSアカウントを選択します(ここでは例としてTwitterを選択します)
3.ソーシャルメディアモニタリング機能は、ZeroFOX社という会社のサービスを利用しています。説明を確認したら「リンク」をクリックします
4.Twitterのログイン情報を入力して「連携アプリを認証」をタップすると、Twitterとの連携が完了します
5.Twitterとの連携が完了しました。
6.「ソーシャルメディアの監視」画面に、先程連携したTwitterアカウントのアカウント名が表示されています。Twitter以外のSNSアカウントについても、同様の方法で設定を行います。

ノートンIDアドバイザーの口コミ

ノートンIDアドバイザーに搭載されているダークウェブモニタリング機能は、実際に使ってみて役に立った!という声を多く目にします。

一方、ソーシャルメディアの監視機能については、その性能を疑問視する声が見られました。。

ノートンIDアドバイザーの自動更新価格は?

ノートンIDアドバイザーも、ノートン360と同じく購入時に自動延長が設定されている場合があります。その場合、購入から1年が経過すると購入時に登録したクレジットカードに対して自動的に請求が行われます。

ノートンの公式ストアでの価格は4,180(税込)円ですが、更新価格は5,260円となっています。

一般的に、ノートン製品の自動延長価格は高いので、自動延長を停止して新規に購入する方法も検討してみるのがよいでしょう。

ノートンIDアドバイザーの購入はノートン公式ストアがおすすめ

ノートンIDアドバイザーは、ノートン公式ストアから購入するのがおすすめです。

オンラインショッピングモール等で不自然に安い価格を提示している店舗は、不正に入手したプロダクトキーを販売している可能性もあります。ノートン公式ストアはノートン自らが運営する公式ストアなので安心です。

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まとめ

ノートンIDアドバイザーは、これまでのウイルス対策を主な目的とするセキュリティソフトとは一線を画す、新しいタイプの製品です。

自分のパソコンやスマホのセキュリティだけ気をつけていればよかった時代はもう終わっています。

個人情報を提供した企業から自分の個人情報が流出するという自体は、誰にでも起こり得ると思っておいたほうがいいでしょう。

ちなみに、以下のページで、自分のメールアドレスが実際に流出しているかどうかを無料でチェックすることができます。

私自身もそうですが、私の周囲の人はかなりの割合で個人情報の流出が発覚しました。あなたも、是非一度チェックしてみてください。

ダークウェブモニタリング機能だけを使いたい場合は?

ノートンIDアドバイザーには、以下の3つの機能が搭載されていますが、もっとも重要かつ有用な機能はダークウェブモニタリングです。

  1. ダークウェブモニタリング
  2. 復旧支援スペシャリストによる電話サポート
  3. ソーシャルメディアの監視

「復旧支援スペシャリストによる電話サポート」と「ソーシャルメディアの監視」機能は必要ないという方は、ダークウェブモニタリングが搭載されている「ノートン360デラックス」または「ノートン360プレミアム」を購入するのがいいでしょう

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