ネット上では、「パソコンにインストールしていたノートンの期限が切れたけど、延長せずに放置しても大丈夫?」「ノートンを延長しないとどうなるの?」というような質問を目にすることがあります。
結論から先に言うと、期限が切れたノートンを延長しない状態で放置すべきではありません。
以下に、その理由を詳しく解説します。
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期限が切れたノートンを延長しないまま放置してはいけない理由
近年は、毎日100万以上もの新たなマルウェアが誕生しているといわれています。セキュリティソフトも、それらに対応するために日々進化を続けています。
ノートンも、新種のマルウェアに即座に対処できるように、インターネットを経由して毎日最新のウイルス定義ファイル(ウイルスのデータベース)をダウンロードしています。
また、攻撃者(ハッカー)の手口もますます高度化かつ巧妙化しているため、スキャンエンジンのアップデートも適宜行っています。
ところが、ノートンの有効期限が切れると、これらのアップデートが一切行われなくなります。
つまり、新種のマルウェアには対応できない状態になってしまいます。毎日100万以上もの新しいマルウェアが発生しているというのに。。
これがいかに危険な状態かわかりますよね?
Windows DefenderがあればOKでは?
Windows Defender(Microsoft Defender)は、Windows OSに標準で搭載されているウイルス対策機能です。Windows OSを利用していれば無料で利用することができます。
Windows Defenderの性能は年々向上してきていることもあり、「Windows のセキュリティ対策はWindows Defenderだけで十分!」という人もいます。
ただ、注意すべきなのは、期限切れのノートンがインストールされたままの状態だとWindows Defenderは動作しない、ということです。
Windows Defenderは、市販のセキュリティソフトをインストールすると、機能が競合する部分については自動的に無効化される仕様になっています。
従って、Windows Defenderは、期限切れのノートンがインストールされたままのパソコンを保護できないのです。
ノートンの有効期限が切れる場合の対処方法
有効期限が切れるノートンに対する対処方法としては、以下の2つが考えられます。
●ノートンをアンインストールしてWindows Defenderを有効化する
●ノートンを引き続き使用する
以下に、それぞれについて解説します。
ノートンをアンインストールしてWindows Defenderを有効化
最近のWindowsでは、ノートンをアンインストールするとWindows Defenderが自動的に有効化されます。これにより、ノートンに代わってWindows Defenderがパソコンを保護するようになりますので、期限切れのノートンを放置するよりはセキュリティが確保できた状態になります。
ただ、一時的な対応であればWindows Defenderを使ってもいいのですが、Windows Defenderでは不十分な点もあります。
重要なものから順にあげると、以下のようになります:
- 未知のマルウェアに対する対策が弱い
- テクニカルサポート体制が不十分
- フィッシング対策(ブラウザ保護)はEdgeの使用が前提
- VPNが搭載されていない
それぞれの詳細は上の記事で解説していますので省略しますが、当サイトは、少なくとも以下のような方はWindows Defenderではなく、ノートンのような高機能なセキュリティソフトを使用すべきだと考えます:
●パソコンで顧客情報や仕事上の機密情報を管理している、また自分自身の個人情報を保存している人
●万が一マルウェア感染した場合、自分で適切に対処できる自信がない人
ノートンを引き続き使用する
ノートンを引き続き使用する場合は、利用中のライセンスの延長はせず、ノートン360を新規購入することをおすすめします。
ノートンのセキュリティソフトは、購入方法によっては自動的に自動延長(自動更新)が設定される場合があります。
この場合、購入から1年(または3年)が経過すると、購入時に使用したクレジットカードに対して自動的に更新料金が請求されますが、この価格は新規で購入する価格に比べてかなり割高です。(※手動で延長する方法もあります。自動更新よりは安いですが、それでも新規購入より高くなります。)
マルウェアに対する保護を常時継続するという意味では自動延長は有効なサービスなのですが、自分でライセンスの有効期限に気をつけてさえいれば、自動延長の加入は全く必要ありません。
従って、少しでも安くノートンを使い続けたい方は、延長せずに新規に購入し直すのがおすすめです。
参考までに、ノートン360シリーズの各製品(1年版)を新規購入した場合との価格差を見てみましょう。
自動延長価格 | 新規購入価格(1年版) | 価格差 | |
---|---|---|---|
スタンダード1台版 | 6,980円 | 4,780円 | 2,200円 |
スタンダード2台版 | 7,680円 | 4,980円 | 2,700円 |
デラックス3台版 | 10,480円 | 7,680円 | 2,800円 |
プレミアム5台版 | 12,980円 | 7,980円 | 5,000円 |
プレミアム10台版 | 19,980円 | 12,880円 | 7,100円 |
製品によっては、5,000円以上もの価格差があるのがわかります。。
ノートンの延長料金を安くする方法については、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、参考にしてください。
ノートン360の新規購入はノートン公式ストアがおすすめ
なお、ノートン製品は、ノートン公式ストアから購入するのがおすすめです。
オンラインショッピングモール等で不自然に安い価格で販売している店舗は、不正に入手したプロダクトキーを販売している可能性もあります。もしそのような商品を購入してしまうと、ノートンが不正を検知した段階でそのプロダクトキーは無効化されてしまいます。
ノートン公式ストアはノートン自らが運営する公式ストアなので安心して購入できます。
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※ノートン公式ストアでは、ノートン360を新規購入しようとするとエラーメッセージが表示されるケースがあります。この場合の対処方法については、こちらの記事を参考にしてください。
ノートン360以外の選択肢について
ノートンの有効期間が切れるタイミングで、他のセキュリティソフトの購入も検討してみたい場合は、以下を参考にしてください。
ウイルスバスタークラウド
ウイルスバスタークラウドは国内シェアNo.1のセキュリティソフトで、製品の使いやすさが大きな特徴です。ユーザーインターフェースはもちろん、公式HP上の説明も分かりやすく、外資系セキュリティソフト会社の製品によくあるような違和感や分かりづらさを感じることがほとんどありません。
また、製品ラインナップもとてもシンプルで、どの製品を選べばよいか迷うことがありません。パソコン初心者の方にもおすすめできるセキュリティソフトです。
※2024年7月新製品「ウイルスバスタートータルセキュリティ」が発売されました。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
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マカフィー
マカフィーの統合セキュリティソフト「マカフィーリブセーフ」は、インストール台数無制限なので、1ライセンス購入すれば何台のPC、Mac、スマホにもインストール可能です。
ご家庭の保有デバイス数がかなり多い場合は、ノートン360の代わりに、マカフィーリブセーフの新規購入を検討されるのもいいと思います。
マルウェア保護性能や動作パフォーマンスについては、マカフィーとノートンはほぼ同等、しかもどちらも非常に高性能です。(※マカフィーとノートンの比較は以下の記事をご覧ください)
マカフィーリブセーフはインストール可能台数が無制限なので、定価はノートン360よりもかなり高いですが、当サイト限定クーポンを利用して購入する場合は、ノートン360より大幅に安い価格で購入することが可能です。
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